2022年2月24日──。ロシアがウクライナ侵攻を始めたこの日は、間違いなく歴史に刻まれるだろう。多くの命が失われる過ちを、人類がまたしても繰り返しただけではない。グローバル化の前提を覆し、国際秩序を塗り替えるインパクトがあるからだ。米国と中国がにらみ合う対立構図はさらに複雑になり、かつての冷戦がまた違う形で世界を覆おうとしている。パワーバランス、経済、産業はどう変わるのか。先を読む。(写真=AFP/アフロ)

(ウクライナ危機取材班)

CONTENTS

PART1
プーチン氏のレコンキスタ
「国家vs.国家」の時代再び

PART2
新秩序に備える世界
容易でない「ロシア切り離し」

PART3
前例なきロシアへの金融制裁
ドル覇権の劇薬に

PART4
資源や原材料の調達網に打撃
エネルギー、自動車、物流……日本を襲うコスト増とモノ不足

PART5
識者が読む新秩序
イアン・ブレマー氏「冷戦より不安定で危険な『冷戦+』に突入」
ビル・エモット氏「ロシアの次は中国依存度が課題に」
行天豊雄氏「ロシア排除で通貨システム崩壊の危うさ」
シモーネ・タリアピエトラ氏「LNG調達、プーチン氏に踊らされるな」

日経ビジネス2022年4月4日号 8~9ページより目次