25年までに2万1000人不足

 「1980年代まで自動車メーカーはすべて自前でソフトを開発できたが、もはや手に負えない。設計から検証まで手早くやるには、IT企業の力が欠かせない」。TCSの日本子会社の石上和宏氏は指摘する。経済産業省は2021年1月にまとめた資料で、国内の自動車業界では25年までに自動運転技術にかかわる高度ソフトウエア人材が2万1000人不足するとの見通しを示した。

 自動車業界の動向に詳しいあるソフト開発事業者は「日本の自動車メーカーはソフト人材が枯渇し、ソフト開発技術の知見も乏しい」と手厳しい。「(車の商品力に直接影響しない)非競争領域のソフト開発のほとんどを部品大手など外部に任せないと回らない」のが実情だと明かす。

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