この記事は日経ビジネス電子版に『「iPhoneの頭脳の16倍」も 車載半導体、高性能化で火花』(3月9日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月14日号に掲載するものです。
巨大なソフトウエアを動かす「走るコンピューター」へと変貌する自動車。その頭脳を制するのは誰か。覇権を争う半導体メーカーが火花を散らす。

世界中の自動車メーカーが今注目する半導体チップがある。米エヌビディアのSoC(システム・オン・チップ)「オリン」。毎秒254兆回もの命令をさばく処理能力を備え、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転の「頭脳」として採用が広がる。

2月、英自動車メーカーのジャガー・ランドローバーは2025年から全車種にオリンを採用すると発表した。エヌビディアは半導体やセンサーに加えて、電子地図、前方認識、経路分析、乗員監視などの機能を開発するソフトウエアを提供し、次世代ADASの開発加速を後押しする。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1474文字 / 全文1896文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「クルマ電脳戦 テスラ追うトヨタ、グーグル」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?