【先着300人に無料公開!】日経ビジネスは登録会員限定「無料開放」キャンペーンを実施中。評判の高かった特集記事を毎日1本ずつ、先着300名様に無料公開します。1月23日(月)~1月27日(金)は「解剖キーエンス」特集です。

  1. 競合出し抜きシェア奪取 利益率は驚異の55% 神出鬼没の営業術 1月23日(月)8時~
  2. 数字が語る キーエンスの実力 1月23日(月)8時~
  3. 「1000本ノック」が会社を支える ロープレで磨く提案力 妥協を許さず高稼働 1月24日(火)8時~
  4. 接待厳禁 キーエンスの豆知識 1月25日(水)8時~
  5. ローソンや信用金庫も顧客に 次の商機は工場「外」 分析ソフトを外販 1月26日(木)8時~
  6. キーエンスは現代の「奇兵隊」 原点は「性弱説」 習慣化が強さ生む 1月27日(金)8時~
  7. 「他社にはまねできない」 中田 有 キーエンス社長 1月27日(金)8時~

世界中のありとあらゆる工場の自動化を支えるのがキーエンスだ。新型コロナ禍をものともせず、2022年3月期は最高益更新も見据える。逆境に負けない強い風土を作る極意とは。

(聞き手は 本誌編集長 磯貝 高行)

(写真=行友 重治)
(写真=行友 重治)
PROFILE

中田有[なかた・ゆう]氏
キーエンス社長
1974年生まれ。兵庫県出身、47歳。97年関西学院大学法学部を卒業し、キーエンスに入社。営業畑を歩み、2018年センサ事業部長、19年取締役センサ事業部長兼事業推進部長に。19年12月から現職。

2021年4~12月期連結決算では、売上高と営業利益が過去最高を更新しました。要因は何でしょうか。

 1年前の同時期は新型コロナウイルスの影響で減収になりましたが、この9カ月は売上高が44.7%増と良い結果になりました。国内外で自動化ニーズや生産性向上に対する設備投資が一気に戻りました。

このままなら通期でも過去最高益となりそうですが、業績予想を出していないのはなぜでしょうか。

 環境変化は、読もうと思っても不可能です。新型コロナを誰も予想できなかったですし、こうしたことで一喜一憂するのは、あまり意味がないと考えています。同様に中期経営計画もありません。着実にやるべきことを見極めることの方が大事です。

半導体不足が続いています。キーエンスの代名詞である、受注後の「当日出荷」に影響は出ていないですか。

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この記事はシリーズ「解剖キーエンス 人を鍛える最強の経営」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。