投資信託の契約数が急増

キーエンス製「KI」を使って契約率を数%向上
●京都中央信金のKI活用のプロセスと効果
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 機械学習を使ったKIの分析では例えば、投資信託の契約率が高い顧客は「定期預金を39万円以上保有し、一定期間の平均取引金額が13万円以上」などといった特徴が浮かび上がった。1500人の営業部隊はこうしたデータも頼りにピンポイントで顧客を回り、契約を勝ち取っていった。すべてデータの効果とは言えないが、投資信託などの販売件数や金額が20年比で数%~十数%伸びたという。

 キーエンスらしさはKIでも発揮されている。専属の分析担当者が各支店を回り、データ分析を初歩から指南するのだ。同信金の松本部長は「しつこいくらいフォローしてくれる。サブスクなので金額も気にせずデータ分析できる」と目を細める。実務を担う二階堂圭係長は高度なAIに触れたことすらなかったが、今ではちょっとした「データサイエンティスト」だ。

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