日本はどうか。国内のベンチャーキャピタル(VC)にとっては、ビジョン・ファンドの参入は強力なライバルの出現を意味する。有望なスタートアップにはVCからの人気が集中し、評価額が上がりやすくなる。

 国内のスタートアップによる資金調達額は、新型コロナウイルス感染症がまん延した20年を除けば右肩上がりで推移し、19年には5522億円に達した。セコイア・キャピタルやカーライルなど外資系の国内VC参入も相次いでいる。ビジョン・ファンドの参入を追い風に、「22年には1兆円に到達する可能性が高い」(アキュリスに共同出資した独立系VC、ANRIの佐俣アンリ代表パートナー)との声が出始めている。

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この記事はシリーズ「孫正義の「資本論」 ソフトバンク、巨大ファンドの内幕」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。