通信会社からビジョン・ファンドを核とする投資会社に姿を変えたソフトバンクグループ。2020年度に5兆円という空前の利益をたたき出し、いよいよ軌道に乗るかと思われたが、中国経済の統制強化、金融緩和の正常化など、逆風がにわかに激しくなってきた。それでも「資本家・孫正義」が見つめる未来は変わらない。世界中のユニコーンを束ね、人工知能(AI)がもたらす情報革命の担い手になることを目指す。巨大ファンドをどう運営し、世界をどう変えようとしているのか。知られざる内幕に迫った。(写真=NurPhoto/Getty Images)

(三田 敬大、ロンドン支局 大西 孝弘、ニューヨーク支局 池松 由香、バンコク支局 飯山 辰之介)

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日経ビジネス2022年1月10日号 10~11ページより目次