コロナ禍前の日常への渇望

渋谷
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ハロウィーンの仮装をした人らが集う東京・渋谷。昨年ほどではないが人混みがみられた(10月31日)(写真=共同通信)

 10月31日夜には、ハロウィーンで仮装した人たちが東京・渋谷駅周辺に集まった。人数はコロナ禍前ほどの水準ではないとはいえ、感染拡大のピーク時には見られなかった「街の表情」を取り戻しつつある。その原動力は、人々の「コロナ禍前の日常」への渇望だ。実際、新宿・歌舞伎町や渋谷・センター街などの繁華街の人流は増える一方だ。

 それにもかかわらず、感染者数が再び拡大する兆しは今のところ見えない。東京都では10月17日以降、新規感染者数が50人を下回る日が続く。これまでは繁華街の人流が増えると感染者数が増え、感染者数が増えたら人流を抑え込むサイクルを繰り返してきた。その経験が当てはまらない状況になってきた。

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この記事はシリーズ「危機は去ったのか 緩む日本、コロナ第6波への戦略」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。