かつてこれほど急激かつ丸ごと需要を失った業界があったろうか。日本の翼を担う2社を新型コロナウイルスの感染拡大が直撃した。「飛べない世界」でキャッシュが流出を続け、じりじりと余命を縮めていく。楽観と悲観のあわいに揺れながらも危機と向き合い、乗り越えようとしている両社の経営を追った。(写真=AP/アフロ)

(高尾 泰朗)

CONTENTS

REPORTAGE
需要蒸発、見たことのない景色
経営は楽観と悲観に揺れた

DATA
財務・営業データで2社を徹底分析
ぜい肉を落とし利益を絞り出す

INTERVIEW1
コロナ禍で逆風も、拡大路線に後悔なし
芝田浩二 ANAホールディングス 代表取締役専務執行役員

INTERVIEW2
コロナ禍で生きた破綻の教訓
菊山英樹 日本航空 代表取締役専務執行役員

LCC編
ビジネス需要蒸発の先へ
LCCなくして成長なし 問われるブランド戦略

マイル編
「飛べない世界」でも堅調だった
地上で回すマイル経済 “良質”な顧客を収益に

EPILOGUE
望めぬ合従連衡 コロナ禍の先、ANA・JALが突き付けられる問い

日経ビジネス2021年11月8日号 12ページより目次