採算を考慮せず、時には赤字の商売にも手を出し、規模の拡大だけを目指す──。そんな売上高至上主義はもう古いとの指摘に異を唱える経営者は今や少数派のはずだ。一方で、多くの企業は、「売り上げはあるに越したことはない」とも考えているに違いない。それなりに採算が合っていれば、企業規模は大きいほうが経営は安定するとの考え方だ。

 そんな中、売上高至上主義の否定を大きく通り越し、「売り上げを可能な限り小さくし、利益を最大化すること」を経営目標に掲げる企業が北海道にある。健康食品や化粧品の通販を手掛けている北の達人コーポレーションだ。

 創業は00年。もともとは北海道の海産物などの通信販売を主力としていたが、06年ごろに健康食品や化粧品に商材を転換し始めた。看板商品は、現在まで販売が続くロングセラーのオリゴ糖商品「カイテキオリゴ」。このほかにも、「手に浮き出る血管を目立ちにくくするハンドクリーム」などニッチ商品を開拓し、経営を続けてきた。

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