カリスマと呼ばれたソニーの経営者たち。残した言葉の数々は、年月を経ても色あせていない。
創業者の井深大氏が東京通信工業の設立趣意書に記した一文は、あまりに有名だ。「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」。仕事を“道楽”にまでしてしまう仲間をそろえ、同社は技術力で世界にその名を轟かせた。
1958年に社名を変更した時のこと。「ソニー電子工業」「ソニー電気」など複数案が出る中、世界で伸びるため「断固、ソニー株式会社で行くべきだ」と振り切ったのがもう一人の創業者、盛田昭夫氏だ。世の中にないものを作るなら、電気や電子にとらわれてはいけない──。約60年前にそう考えた経営者がどれだけいたかは分からない。だが創業者のDNAは脈々と引き継がれ、事業領域はエレクトロニクスからエンタメ、金融にまで広がった。
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