無名企業が一躍脚光

国内外で投資機運が高まっている
●インパクト投資の残高推移
<span class="fontSizeM">国内外で投資機運が高まっている</span><br>●インパクト投資の残高推移
[画像のクリックで拡大表示]
気候変動や食糧問題など課題は多様だ
●インパクト投資を手掛ける世界の金融機関の運用資産額に占める投資先割合
<span class="fontSizeM">気候変動や食糧問題など課題は多様だ</span><br>●インパクト投資を手掛ける世界の金融機関の運用資産額に占める投資先割合
注:2019年、グローバル・インパクト投資ネットワークまとめ
[画像のクリックで拡大表示]

 無名の新興企業が大企業との提携やプロジェクトを通じて一躍脚光を浴びる。背景にあるのは、気候変動といった世界的な社会課題への対応を国や企業が迫られ、ESG(環境・社会・企業統治)マネーが流れ込んでいることだ。

 一般財団法人の社会変革推進財団によると、社会課題の解決などでその影響度を重視する「インパクト投資」の国内の投資残高は19年段階で5126億円。15年から15倍に急増し、グローバルでは同期間で26倍に達した。対象は多岐にわたるが、足元で最も活発なのが脱炭素を見据えたエネルギー分野。日本でも新たなプレーヤーが台頭している。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2659文字 / 全文4146文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「課題先進国にチャンス ニッポンの異能ベーション」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。