元来、日本はロボット大国だ。産業用ロボットではファナックと安川電機を中心に世界シェアの6割弱を占める。サーボモーターや減速機といった要素技術は日本に一日の長がある。GITAIが得意とする「テレイグジスタンス」(遠隔存在)ロボも日本が生みの親。そうした土壌もあってGITAIの16人の社員のうち10人が博士出身者。筆頭格がかつて一世を風靡したロボット開発集団SCHAFT(シャフト)創業者の中西雄飛氏だ。

 SCHAFTはグーグルが買収したものの、同社が開発から遠ざかりソフトバンクグループの手に渡った。中ノ瀬CEOの熱意にほだされGITAIに入社した中西氏の弟子に当たるのが、電動車椅子のスタートアップ「WHILL」のエンジニアだった上月CTO。GITAIは機械工学から情報処理、電気制御まで今や「ロボティクスの梁山泊(りょうざんぱく)」と化している。

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日経ビジネス2021年5月31日号 26~27ページより

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