(写真=PIXTA)
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 最近、唐揚げを売りにする店が増えた──。そう感じている読者も多いのではないか。その感覚は正しい。

 富士経済(東京・中央)の調査によると、持ち帰りを含む国内の唐揚げ店市場は、2017年の431億円から19年には853億円となり、20年は前年比23%増の1050億円に成長したと見込まれている。

 昨年はコロナ禍で打撃を受けた外食大手の本格参入が目立った。

 すかいらーくホールディングスは20年7月、ファミリーレストランのガストで、唐揚げ専門ブランド「から好し」の併設を開始。「一夜城ではないが、一気にシェアを獲得しに行く」(同社)との宣言通り、21年3月末までにガスト1332店舗のほぼ全店で併設を完了させた。

 ワタミはテークアウトに特化した「から揚げの天才」のフランチャイズ展開を20年6月から本格化させた。1年足らずで約100店舗を出店している。

 飲食店経営やコンサルティング事業を手掛けるグロブリッジ(東京・港)は宅配専門の「東京からあげ専門店 あげたて」を展開する。実店舗は存在しない「ゴーストレストラン」の一種だ。20年3月時点で10に満たなかった店舗数は1年余りで164店舗(4月19日時点)にまで増加。20年12月には大手ビールメーカーと共同で韓国風フライドチキン店の「韓国屋台momoチキン」の加盟店募集を開始すると、こちらも今年3月末までに86店舗が開業した。「コロナ禍で幾度となく時短営業や休業に迫られた居酒屋が加盟するケースが多い」(広報担当者)という。

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