中国アリババ集団創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が、再び姿を見せなくなった。傘下企業の史上最大の新規株式公開(IPO)は突然延期になり、浙江省にある本社には独占禁止法違反で捜索が入った。中国政府が露骨な手段もいとわず介入を強める中国テックジャイアントは、約8億人から吸い上げるデータを駆使して想像以上に業容を広げている。知られざるアリババ集団の実像に迫る。(写真=ロイター/アフロ)

(上海支局 広岡 延隆、田中 創太)

CONTENTS

PROLOGUE
中国政府も警戒するアリババの影響力
ジャック・マーは二度消える

PART1
傘下の研究開発機関の全貌
強いアリババの源泉、技術生む「ダルマ」

PART2
製造、物流、ホテルまで
中国経済の隅々に広がるアリババ経済圏

PART3
「私が牢屋に」
ジャック・マーが変えた中国経済の行方

日経ビジネス2021年4月5日号 24~25ページより目次