株主の利益を追求する英米流の資本主義に転換点が訪れている。改めて見直されているのが、売り手・買い手・世間の「三方よし」の考え方だ。近江商人がルーツとされ、今も多くの企業が取り入れているこの考え方は、ESG(環境・社会・企業統治)や脱炭素といった世界的な潮流にも通じる。コロナ禍でさらに注目が集まる日本型の経営モデルの在り方を検証する。(写真=Jenner Images/Getty Images)

(小原 擁、佐藤 嘉彦、橋本 真実)

CONTENTS

日経ビジネス2021年3月29日号 30~31ページより目次