この記事は日経ビジネス電子版に『高級食パン「乃が美」にモスが挑戦状 食品も医療も赤い海に』(3月9日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月22日号に掲載するものです。

日本で今、競合がひしめく「レッドオーシャン」の市場が急速に広がっている。医療・ヘルスケアから決済サービス、さらには高級食パンまで、その分野は多岐にわたる。成長市場と見るや、大胆に飛び込んでいく日本企業。その先に待つのは意外な相手かもしれない。

 3月上旬、東京・麻布十番にある高級食パン専門店「乃が美」。1本(2斤)の価格が864円と、コンビニエンスストアやスーパーで買える食パンの4~5倍するにもかかわらず、開店を待つ人の行列ができていた。

「乃が美」が先行した高級食パン市場。専門店だけでなく従来のパン店もメニューに加え、今度はモスが参入(写真=2点:的野 弘路)

 1斤当たり400~600円程度の高級食パンは急速に競争が激しくなった。2013年に開業した乃が美が先行したが、専門店が相次ぎ開業したのに加え、神戸屋(大阪市)やアンデルセン(広島市)など大手パン店も参戦。富士経済(東京・中央)は20年の市場規模を18年の2倍近い255億円と見込んだ。

 そのレッドオーシャンをさらに赤くするニュースが21年2月に流れた。モスバーガーのモスフードサービスが、高級食パン参入を発表したのだ。

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