国は「ジョイント部分」に注力

目標としては、かなり高い。50年までに本当に達成できるのでしょうか。

 高いですよ。でもやるのです。それには意識を高めていく必要があります。産業界、そして国民全員が意識することで、大きな1つの流れにしていかなければなりません。

 先日も国会で、総理が野党議員から「10月26日の総理の宣言は評価できるけれど遅すぎるのでは」とお叱りを受けました。スタート時点で遅れているのは事実です。トラック競技に例えれば、4分の1から2分の1周くらい、海外勢は先行している。

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この記事はシリーズ「2050年目標の理想と現実 脱炭素は本当に可能か」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。