9頭から始まる“馬の里”づくり
全国有数の“馬の里”を地元に築くことを掲げ挫折した相馬救援隊(同県南相馬市)も、南相馬市の馬事公苑で乗馬イベントなどを開きながら、馬と共に生きる地域づくりを続けている。現在の飼育頭数は9頭だが、夢へと一歩を踏み出していることは間違いない。
4年前、空いている市営住宅を活用し移住者を募るアイデアを南相馬市に提案したものの実現していない小高ワーカーズベース(同)の和田智行氏は、2019年に開業したコワーキング施設に宿泊できる部屋も設置。移住者を呼び込む活動を自ら始めた。既に5人がここを拠点に起業している。
こうした被災地の「小さな改革」の中には、既に「大きな成果」を生んだものもある。
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