法的責任より社会的責任

 ただし、商船三井は自社にも事故の法的責任があると考えて謝罪したのではない。9月11日、改めて会見を開いた商船三井の池田潤一郎社長は、「法的責任は一義的には船主が負うべきものと考えている」と明言している。それでも、謝罪に加えて、モーリシャスに対する支援策を矢継ぎ早に打ち出した。

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この記事はシリーズ「謝罪の流儀2020 コロナで高まる「同調圧力」への対処法」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。