冷蔵庫や洗濯機、炊飯器、エアコンといった白物家電売り場には東芝と日立の製品が数多く陳列されている。だが、東芝ブランドの白物家電を手掛ける東芝ライフスタイル(川崎市)は、中国家電大手の美的集団が16年に買収している。日立が販売するエアコンも、米空調機器大手のジョンソンコントロールズと15年に設立した空調事業の合弁会社、ジョンソンコントロールズ日立空調が製造したものだ。同社に対する日立グループの出資比率は4割と半分に満たない。

 エアコンを除く日立の白物家電は、100%子会社の日立グローバルライフソリューションズ(東京・港)が開発や製造を手掛けている。ただし、全社が目指す利益水準に達しにくい事業であり、「日立が白物家電事業をいつ手放してもおかしくない」(証券会社幹部)との観測もくすぶる。

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日経ビジネス2020年12月14日号 26~27ページより

この記事はシリーズ「日立と東芝 どん底を見た総合電機の行方」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。