「1日100~200人」が12区間

 今回、JR各社の利用客が少ない路線ワースト3をリストアップし、下の表にまとめた。「廃線予備軍」と言っても差し障りはないだろう。

コロナ禍で大赤字、廃線の足音が忍び寄る鉄道路線は──
●JR5社の「廃線危機度」ランキング
<span class="fontSizeM">コロナ禍で大赤字、廃線の足音が忍び寄る鉄道路線は──</span><br /><span class="fontSizeS">●JR5社の「廃線危機度」ランキング</span>
注:各社が公表している2019年度の利用客数が少ない順に3位まで記載。災害で不通になっている区間は除いた。赤字額はJR北海道とJR九州は19年度。JR四国は13~17年度の平均で、牟岐線は阿南~海部間の数値

 最も利用客が少ないJR西日本の芸備線東城~備後落合(広島県)間は、1日11人の利用客しかいない。JR西やJR東日本には利用客が極端に少ない区間が複数存在する。利用客が1日100人以上200人未満の区間は、全国で12区間に上る(災害で不通になっている区間は除く)。鉄道は線路の維持管理など固定費が高く、大量輸送を前提とするビジネスモデルだ。国鉄末期に「バス転換が適当」とされ、廃線候補となった基準は「1日4000人」。過去の基準に照らせば「即時廃線」となってもおかしくないものが全国各地にたくさんある。

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