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 その中でひときわ大きなブースを構えていたのが、清華大学系の半導体企業、紫光集団だ。量産品で世界最高レベルとなる128層の3次元フラッシュメモリー、中国勢が量産化に苦戦しているDRAM、次世代通信規格「5G」向けの半導体、クレジットカードに埋め込むICなど、幅広い分野で高いレベルの製品を提供できることをアピールしていた。

 紫光集団は清華大学科技開発総公司が母体となり、1993年に設立された。中国のファブレス企業で2位だった展訊通信(スプレッドトラム)を2013年に買収して半導体分野に参入してから、あっという間に中国の半導体産業の盟主へと駆け上がった。

 まだ日米欧の競合メーカーには水をあけられているものの、中国国内にメモリー半導体の巨大工場を相次いで建設している。中国の半導体自給率向上のカギを握る存在となった紫光集団とは、どんな企業なのか。