全6423文字

絶対に外さない予想屋の正体

 同教授は地震学の第一人者、ロシアのウラジミール・ケイリスボロック氏とタッグを組み、1860~1980年までの大統領選全ての結果を分析し、「当選者を正確に予想するシステムの開発に成功した」(同教授)。その名も「ホワイトハウスへの13のカギ」だ。

(写真=トランプ氏:AP/アフロ、バイデン氏:Bloomberg/Getty Images)

 全13項目を上の表に記した。「現職の党が中間選挙で下院の議席数を増やした」「短期的に強い経済状況にある」など、大統領選の行方を左右する項目ごとに判定していく。「該当する」が7つ以上なら現職の勝利、「該当せず」が7つ以上なら挑戦者が勝つと予想する。

 さて、その結果はというと……軍配が上がったのはバイデン氏だった。リクトマン教授によると、新型コロナウイルスの大流行で状況はトランプ氏不利に働いた。「少なくとも5、6、8の3項目は、新型コロナがなければ判定が逆だったかもしれない」と言う。