4000万人が暮らす首都圏で「人の移動」が滞りつつある。コロナ禍に伴うテレワークの常態化によって、都心への通勤者は着実に減少。外国人居住比率の高い国際化エリアの急増や、高齢化の加速も 人々の日常的な行動範囲が狭まる一因になっている。多くの人が限られたエリアの中だけで分断されて暮らすようになると、 日常生活や地域経済にどのような変化が起きていくのか。「移動なき社会」の未来図を浮かび上がらせる。(写真=MicroStockHub/Getty Images)
(奥平 力、小原 擁、定方 美緒、神田 啓晴、山田 宏逸)
CONTENTS
PART1
コロナ禍のテレワークで増える「自宅2km圏」で暮らす人々
PART2
国際化による分断 異文化ゾーン急増で “包囲”され始めた日本人