コロナ危機を受け、足りないものが浮かび上がったのではありませんか。

 いっぱいありますよ。店を閉めると、我々はもう手も足も出なかった。外商全員がiPadを持ち、セールスフォースのカスタマイズした仕組みを入れ、販売計画から商品情報までその中でやっていましたが、決済機能がなかったんです。百貨店は来てもらわないと何もできなかったんだと分かりました。百貨店は今まで、時間と空間を自分で制約していたと認識しました。

これまでは店頭に頼りすぎていた。

 休業している間は、お客さんとコミュニケーションも取れない。そうなるとITリテラシーの低い外商係員も「このままじゃいかん」と考えます。店頭もそう。今まで「店頭ブログを書け」と言っても書かなかったけど、今は「やっぱりやらないかん」と。このままでは自分の仕事がなくなるという気持ちをみんな持っている。これはチャンスです。

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この記事はシリーズ「百貨店は終わったのか 「小売りの王様」が見る未来」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。