新型コロナを封じ込めるため、アジア各国は相次ぎ厳しい封鎖に踏み切った。危機を乗り越えるには強権的な措置が必要だという考え方が広まっている。製造業からIT産業まで、経済も激しく変容する気配がある。
アジアにおける新型コロナの感染拡大ペースは一部を除けば緩やかだ。次の表からも分かるように、足元では多くの国が封鎖を続けながらも経済活動の緩和にも踏み切っている。アジアは危機を早い段階で乗り越えるかもしれない。
だが危機後のアジアは、以前とは大きく変わっているだろう。
この地域では今、新型コロナ対策を進める中で強いリーダーが支持を得ており、その先には独裁的、強権的な政治も見えてくる。新型コロナは国家体制や産業構造にも影響を与えそうだ。
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