念力、動物言語、ワープ、不老不死……。突拍子もない研究に本気で取り組む科学者は実は世界にたくさんいる。その中には、意外に現実味を帯びつつあるものや、思わぬ応用先が見つかりつつあるケースも少なくない。日本からイノベーションが生まれにくいのは、こうしたとがった発想を真っ先に排除する土壌があるからだ。世界のヤバい研究を展望しつつ、日本の研究現場ひいては社会全体を覆う「変なことしてはいけない症候群」の正体をあぶり出す。(写真=onurdongel/Getty Images)

(吉野 次郎、山田 宏逸、定方 美緒、津久井 悠太)

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日経ビジネス2020年3月23日号 30~31ページより目次