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 大手企業が次々に日本型雇用からの脱却を模索する中、働く個人には何が必要なのか。悲観的になるより、己を知るきっかけだと捉えたい。

 専門家は、今後のキャリアを考える第一歩として、スキルの棚卸しを勧める。リクルートキャリアでHR統括編集長を務める藤井薫氏は、「ミドルは会社の中で上司という『1枚の鏡』しか見ていなかった。今後は社会の様々な鏡で世の中を見なくてはならない。人間ドックも必要だが、キャリアドックも必要だ」と語る。

 急にスキルの棚卸しと言われても何から始めればいいか分からない──。そんな読者のために、本誌はパーソルキャリアと協力して、独自のワークシートを作成した。

 まずは「イエスノーチャート」に挑戦してほしい。多くの企業で副業が解禁されたほか、自分の経験や技を売る「スキルシェアサービス」も現れた。現職か転職かの2択ではなく、キャリアのルートは既に多様化している。

 チャートでどこに行き着いたとしても、「今の自分」を知ることが必要になる。「モチベーション曲線」を自ら書き込むことで、スキルに加えて自分の特性も分かるはずだ。さあ、キャリアの棚卸しを始めよう。