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コカ・コーラ、ナイロン、バイアグラ──。世界で利用されているあの商品も失敗から復活していた。ここでも共通しているのは、失敗をしても「何か得られるものはないか」と前向きに捉える姿勢だ。

柿の種(米菓子)

 三日月形のお酒のおつまみとして親しまれる柿の種は、浪花屋製菓(新潟県)創業者・今井与三郎氏が作り出した。ある日、妻があられを作る金型を誤って踏み潰した。曲がった金型をそのまま利用すると、ゆがんだあられができた。今井氏は、知人の「形が柿の種に似ている」という言葉をヒントに販売。その後、他社が柿の種とピーナッツを混ぜた商品を発売、多くの人に受け入れられた。浪花屋製菓は「年間20億円の売上高を目指す」(同社業務部)という。

コカ・コーラ(炭酸飲料)

 世界中で愛飲されているコカ・コーラ。1886年、薬剤師のペンバートン氏は、香り高いカラメル色の調合シロップを作り、そのシロップを水に薄めて提供していた。ところが間違えて炭酸水で割って提供したところ、試飲した人たちが「他にはない味だ」と絶賛。これを1杯5セントで売り出すことにした。当初の販売数は1日平均9杯だったが、コーラを飲んだことがない人に無料クーポンを配布するなどのPR戦略が奏功。日本コカ・コーラによると、今では200を超える国・地域で飲まれている。