世界経済のトレンドが今年、大きく変わる。「ウィーワークショック」でスタートアップへの資金流入にブレーキがかかり、安易な事業拡大には投資家も消費者も「ノー」を突き付ける。だが、より良い社会をつくるためのイノベーションの必要性は変わらない。見過ごされてきた世の中の「ひずみ」を正すことが、今まで以上に求められる。挑むべき課題は山積みだ。20のひずみが生む新潮流に、ビジネスのヒントを探る。(写真=Anton Petrus/Getty Images、4x6/Getty Images)

(白壁 達久、バンコク支局 飯山 辰之介、ニューヨーク支局 池松 由香、シリコンバレー支局 市嶋 洋平、ロンドン支局 大西 孝弘、上海支局 広岡 延隆)

CONTENTS

Prologue
「ウィーワークショック」後の世界
ひずみ解決にマネー向かう

Part1
社会のひずみ編
短期上場より課題解決 ゴミも貧困もない世界へ

Part2
産業のひずみ編
物流と金融が激変 モノ作りも流通も常識外に

Part3
消費者のひずみ編
「サブスク」は当たり前 成否は気持ちの寄り添い方

Epilogue
地方、そして世界へ ひずみ大国が開く未来

日経ビジネス2020年1月13日号 26~27ページより目次