少子高齢化にあえぐ日本とは対照的に、着実に人口爆発へ向かう世界。地球温暖化も相まって、やがて訪れるのは世界規模での食糧危機だ。2020年には早くもその兆しが、ある意外な食材から表れる可能性が出ている。


 コーヒーを飲みながら、仕事や勉強で疲れた頭を休める──。20年以降、そんな気分転換の前に、財布との相談が必要になるかもしれない。生産地減少と需要増が重なり、コーヒー豆の需給が逼迫する懸念があるからだ。

コーヒー豆の需給逼迫で価格上昇も
●コーヒー豆の生産と消費、価格の推移
コーヒー豆の需給逼迫で価格上昇も<br /><small>●コーヒー豆の生産と消費、価格の推移</small>
注:丸紅の資料を基に作成。生産と消費の年度は10月から翌9月まで、19年度以降は推計。価格は各年7月末
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 国際的な研究機関「ワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)」は、コーヒー生産の6割程度を占める「アラビカ種」の生産適地が2050年に半減する危険性を指摘してきた。背景の一つは、地球温暖化で、その影響は既に生産地に広がりつつある。

 赤道を中心に北緯約25度から南緯約25度の間に位置する「コーヒーベルト」の約60カ国に多くのコーヒー農家が点在する。コーヒーの樹は繊細で、気温は年平均20度ほどの過ごしやすさ、良好な日当たり、水はけの良さなど生育に必要とされる条件は多い。

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