日本経済にとって“節目の年”が幕を開ける。 東京への五輪招致に成功してから6年。 東日本大震災で傷を負った日本がここまで小康状態を保てたのは、 「五輪効果」によるところが大きい。 五輪までは何とかなる──。そんな呼び声の下、株価や不動産は上昇。各種社会問題も先送りにされてきた。 だが、カンフル剤が底を突けば、これまでの常識やトレンドが「大転換」してもおかしくない。 見えない時代の幕開け、2020年を読み解く。(写真=Arseniy45/Getty Images)
(「2020年大転換」取材班)
CONTENTS
PART1 日本の大転換2020 五輪後に随所で出現? 先送りのツケ
異変1 近づく不動産価格の天井 憧れの街「湾岸」「ムサコ」の黄昏
異変5 超早期化する就活 大学はレジャーランドから「職安」へ
異変10 自動車は「100年に1度」級 主力産業も転換だらけ
PART2
世界の大転換2020 「分断」は不可逆的 国際情勢、予測不能
異変12 米中・日韓・香港問題 2020年3大難問の「現実解」