レベルの低下がかねて指摘されてきた日本の教育。様々な改革にもかかわらず、その劣化は止まらない。ついには、社会に出て「引き算」を習ったり、母国語なのに日本語をうまく使いこなせなかったりする人まで現れ始めた。「人工知能が当面、人間には勝てない分野」とされてきた読解力の調査でも、AI未満のスコアしか出せない人が少なくない。仕事をする上で必要最低限のスキルを持たない「AI未満人材」の増加は、ただでさえ伸び悩むこの国の競争力を一段と弱めかねない。日本の教育が目覚めるための道を探る。

(吉野 次郎、山田 宏逸、定方 美緒、津久井 悠太)

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日経ビジネス2019年10月28日号 36~37ページより目次