低成長の日本経済。付加価値を高めることが、世界で戦い抜く力となる。そのカギを握るのが、自ら考え、課題を解決し、品質や効率を上げる現場力。ところが、その現場力がさびついている。設備トラブルによる操業停止、データ改ざんなどの不正、バイトテロ……。このままでは高品質なモノづくりと心のこもったサービスが日本から消えかねない。もう一度、現場は輝きを取り戻すことはできるのか。これからの時代の現場力の磨き方を探る。

(長江 優子、佐伯 真也、ニューヨーク支局 池松 由香、バンコク支局 飯山 辰之介)

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日経ビジネス2019年10月21日号 32~33ページより目次