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 北関東に暮らすE氏(70代)は男兄弟で子供が2人いるが、長男、次男いずれも本人たちの希望もあって大学には行かせず、そのことを後悔してきた。だが、子供たちが地元の高校を出て、地元の企業に勤め、結婚して孫ができた頃から、考えが変わってきたという。

 長男は同居していて、孫の面倒を見るのはE氏の役目。次男の孫も頻繁に実家を訪れる。最近は、都会の大学に子供を進学させた友人が、盆と正月にしか孫に会えないのをかわいそうに思う。子供たちの収入は世間並みかもしれないが、長男は家賃は要らないし、次男にも多少の援助はしてやれる。「高齢者の孤立とか介護問題、都会で暮らす人の窮状を扱ったドキュメンタリー番組などを見るたびに、自分は幸せなんじゃないかと思うようになった」とE氏は話す。