今年5月、米国で1回の投与で2億円を超える医薬品が承認された。スイスの製薬大手ノバルティスが販売する「ゾルゲンスマ」。筋肉が萎縮する希少疾患の治療薬で、同社は日本でも製造販売の承認を申請している。国内では公定価格(薬価)が3349万円の白血病治療薬「キムリア」も登場。今後も高額医薬品が増える見通しだ。なぜ、ここまで医薬品は高くなるのか。背景には遺伝子治療などの技術革新がある。医療費が膨らむ日本は高額医薬品時代にどう対応していくのか。処方箋を探る。

(編集委員 橋本 宗明、古川 湧)

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日経ビジネス2019年8月5日号 26~27ページより目次