信頼関係を築き上げながら諦めずに新素材の開発に成功したゴールドウインとスパイバー。とはいえ、ゴールドウインは30億円もの資金を投じている。これだけの資金があったからこその成功ではないか、と考える読者もいるだろう。では、資金力に限りがある中小企業はどうしているのか。

 むしろ、経営資源が限られている中小企業こそ、オープンイノベーション巧者かもしれない。何よりも仲間を引き寄せるうまさがある。その前提がオープンイノベーションの2つ目のポイントとなる、自ら技術やノウハウを積極的に開示する姿勢だ。

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