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新たな稼ぎ頭育成に不可欠

 必要なのは単なるIoTを知る技術者ではない。顧客のニーズをとらえ、それをシステムとして落とし込めるIoT技術者だ。だからこそ自社で養成し、持つ必要があるのだ。

 現在、コニカミノルタの主力である複合機など「オフィス事業」は19年3月期の実績で連結売上高の約6割を占める。しかし、前の期比の売上高は0.7%増と力強い成長が見込める領域ではない。そこで「モノを売る企業から、サービスを提供する企業への変身」(江口執行役)を目指しており、それを実現する人材を必死に育てている。

 冒頭の研修に参加した13人は、顧客の需要を聞きシステムを組み立てていく「システムアーキテクト」という役割を期待される存在だ。同社ではこのほかに、データ分析に携わる「データサイエンティスト」やIoTに関わるプロジェクトをまとめ上げる「プロダクトオーナー」、「ITアーキテクト」と呼ぶ人材を自前で育成しようとしている。