資本主義経済に残された「最後のフロンティア」。アフリカはこのような呼び名で世界の期待を背負ってきた。その期待通りにアフリカ経済は成長してきたものの、 地理的な遠さもあって、成功を収めた日本企業は多いとは言えない。「政情や治安が不安」「インフラが未整備」「現地は中国企業ばかり」そんな印象から進出に二の足を踏む企業もあるかもしれない。こうしたイメージは一面では確かに正しい。だが、経済成長やIT技術の進歩でアフリカは大きく変わり始めている。これまでの定説を覆すアフリカが日本企業を救うかもしれない。
(庄司 容子、大西 孝弘=ロンドン支局)
CONTENTS
PART1
「フロンティア」から「成長の中心」へ
アフリカに技術を学ぶ日本企業
PART2
「アフリカは課題山積」を過去のものに
君は「ヤバコンバレー」を知っているか