厚生労働省の統計不正が論戦の的になっている今国会。ビジネスの世界では不正会計が止まらない。上場企業だけでも2015年からの3年間で160件あまり発覚している。ひとたび不正が見つかれば、会社の存続すら危ぶまれるのは東芝の例を見ても明らかだ。なぜ、今、不正会計が増えているのか。どんな手口なのか。独自取材と公開書類から浮かんだのは、あなたも当事者になり得る数々のワナだった。

(中沢 康彦、編集委員 田村 賢司、小笠原 啓)

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日経ビジネス2019年2月25日号 26~27ページより目次