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全国の同窓会で中高年参加者が伸び悩む現象が起きている。「昭和の働き方」がいよいよ幸福に結びつかなくなったことが大元の原因だ。「新しい働き方」を模索する動きも出てきたが、それが奏功するかは未知数だ。

「自分に自信がない」と感じる人が増えている。何十、何百人といった大規模な同窓会は減った(写真=朝日新聞社/ゲッティ)

 「大勢が集まる同窓会にはもう参加したくない。周りにも同じ考えの人間は多い」。東京在住の50代の会社員A氏はこう話す。

 昔の友人と全く会わないわけではなく、年に1度は学生時代の仲間と飲む。が、メンバーは毎回、気心の知れた5人のみ。社会に出た後にどういう人生を歩み、企業社会でどのくらい出世し、どのくらいの資産を築いたかは互いにおよそ分かっている。

 「旧交を温めるのはこのくらいの規模がちょうどいい」とA氏。他の同窓生がどうなったかは、むしろあまり知りたくないようだ。昨年12月に開いた“同窓会”の場所は東京の錦糸町の小さな居酒屋だった。

 同窓会幹事代行サービスを手掛ける笑屋(東京・千代田、真田幸次代表取締役)によると、日本では現在、「同窓会の小規模化」が進行しているという。