2023年5月15日号
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PROLOGUE
異例のCDO就任7年目 5社統合を支える社長の右腕 LIXIL金澤氏のデジタル戦記
CDO(最高デジタル責任者)の平均在任期間は2年半。華やかな印象のデジタル参謀だが、実は過酷だ。成果を示して社内の味方を増やし、企業風土を変える「改革」なしに、真のDXは達成できない。そんな中、異例の7年目を迎えたLIXILの金澤祐悟CDOに、激動のデジタル参謀人生を聞いた。
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PART1
「変革の谷」はこう乗り越えた 歴戦の参謀が明かす DX推進に5つの鉄則
改革を実行に移すと、デジタル参謀の前に姿を現す「変革の谷」。乗り越える鍵は、デジタルの専門性より、人心掌握術や統率力だ。DXを軌道に乗せつつある歴戦の参謀たちが、その鉄則を明かす。
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PART2
大企業社員500人に独自調査 DXはなぜ人ごとか? 参謀を苦しめる「慣性」
日経ビジネスはDXの実感度について、大企業の社員に独自調査を実施。DX打ち出し後に、実感度が低下する「変革の谷」が改めて浮き彫りとなった。多くの社員はDXを「自分事」と捉えておらず、デジタル参謀を苦しめている。
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COLUMN
企業との相性に“法則” 適材は4類型で見抜け
一口でデジタル参謀と言っても、経歴は様々。ITの専門家もいれば、社内調整型もいる。企業がDXで何をなし遂げたいかによっても、適した人材のタイプは異なってくる。日経ビジネスは現役の参謀たちを4タイプに分類。あなたの会社の参謀選びのヒントにしてもらいたい。
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PART3
「全社DX」へ体制づくり急務 セブン、分裂から再出発 参謀が組織を強くする
成長の要となる新サービスが失敗に終わり、司令塔が真っ二つに分裂──。どん底の時を経て、セブン&アイ・ホールディングスのDXが、前に進み始めた。原動力となったのは社内体制の再構築。組織のあり方一つで成否が決まる。
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EPILOGUE
参謀は社長の登竜門 DXが鍛える経営力
DXを推進し、企業風土を変革したデジタル参謀が、 経営トップに就くケースが増えている。全社を率いる立場に変わり、参謀時代に培った経験やスキルは、どのような力になっているのか。ひもといていくと、現代の経営者が通るべき「登竜門」になりつつあることが見えてきた。
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校了乙
5月15日号特集「デジタル参謀の苦闘」を担当記者が解説
日経ビジネス5月15日号特集「DXはなぜ挫折する デジタル参謀の苦闘」の読みどころを、担当した酒井大輔記者が3分間で解説する。