2023年4月10日号
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PROLOGUE
トヨタの社長選びも変化 実績より潜在力・改革力
経営環境が目まぐるしく変化し、後継者選びは企業の強さを決定づける重要なポイントになってきた。次期トップを誰にするのか、日本企業の考え方も変わり始めている。
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PART1
変革もたらすリーダー 社長一存では選べない
経営環境の変化に対応すべく、多くの企業が変革をけん引する後継者を求めている。現任社長が従来と同じような発想で決めていては、適任者を見いだせない。先行している企業は競うように指名委員会や幹部育成の仕組みに磨きをかける。
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PART2
創業者の理念、伝承に難しさ 苦い3度の“失敗” 永守氏が得た教訓
後継選びで“失敗”を重ねたニデックの永守重信会長CEO。自身のイズムこそが強みと考え、その体得を後継選びのカギに変えた。「カリスマ」や「中興の祖」の後の社長選びは、多くの企業の難題だ。
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ニデック会長CEO 永守重信氏に聞く 半世紀築いたイズム 体得してこそ後継者
2023年で創業から50年、築いたイズムにこそ強さの本質がある。永守重信会長CEO(最高経営責任者)が後継者の条件を語る。
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PART3
よそ者を求め、口は出さない 脱同族で会社を強く 創業家の覚悟問う
日本企業の多くが同族経営といわれ、上場企業では5割以上を占めるとされる。求心力の高さが競争力ではあるが、激しい変化が脱同族へと駆り立てる。後継選びを機に会社を成長させる上で、創業家に覚悟が求められている。
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校了乙
4月10日号特集「後継者選びの流儀」を担当記者が解説
日経ビジネス4月10日号特集「後継者選びの流儀 生き永らえる会社の覚悟」の読みどころを、担当した上阪欣史副編集長が3分間で解説する。