2023年2月27日号
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PART1
業界大手、必ずしも「最強」にあらず 高額・後発でも勝てる ファンつかみ下克上
大手が最強とは限らない。それを浮き彫りにする指標が顧客推奨度 (NPS)だ。今回の本誌ランキングでは、複数の業界で「下克上」が起きた。中堅でも強い企業はファンをがっちりとつかんでいる。その極意をひもとく。
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COLUMN
「推し活」の経済効果、企業を動かす
推し活――。自分が推している人やモノ、キャラクターなどを、熱心なファンが応援する活動のこと。言葉は知っていても、「自分には関係ない」と思っている人もいるかもしれない。しかし、推し活の経済効果は決して侮れない。
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PART2
アップルはやっぱり強かった 業界トップ企業に学ぶ ブランドの磨き方
いくら魅力的な商品やサービスを持つ大手企業でも、決して油断はできない。今の地位にあぐらをかいて顧客から目を離すと、容赦ないしっぺ返しを食らう。トップ企業の強さの源泉は、ブランドを磨き続ける努力と工夫にある。
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PART3
JALや楽天カードに見るNPS活用術 データから課題発見 不断の改善で強く
今回のランキング上位にはNPSを経営戦略に組み込んでいる先達企業がある。愛される企業・ブランドになるには、市場の声に耳を傾けることが近道だ。データを手掛かりに課題を見つけ、改善を尽くす取り組みを追う。
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COLUMN
NPSは業績アップの「先行指標」
NPSのスコアが上がれば、企業の売り上げはどう変わるのか。それを分かりやすく示したデータがある。
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PART4
売れ続ける王将、トミカ、メルセデス 値上げは怖くない 強固なファンが下支え
あらゆるコストが上がる中、値上げの巧拙が問われている。客離れを引き起こさないためには、ロイヤルティーを上げるしかない。既存顧客を守るだけでなく、新規顧客の獲得にも濃密な関係づくりが不可欠だ。
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校了乙
2月27日号特集「『推し企業』ランキング」を担当記者が解説
日経ビジネス2月27日号特集「『推し企業』ランキング 値上げしても選ばれる条件」の読みどころを、担当した上岡隆副編集長が3分間で解説する。