2023年2月20日号
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Prologue
「大転職時代」の到来 日本の労働市場は流動化していくのか
企業のキャリア採用(中途採用)が勢いづいている。働き手の意識も変化し、潜在的な転職希望者数は800万人超。日本の労働市場は流動化していくのか。
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PART1
転職者は変革の「起爆剤」たれ キャリア採用を組織の重要戦略に
企業がキャリア採用に熱心な理由は、過去の採用抑制の反動だけではない。新卒一括採用のプロパー社員だけでは、事業環境の激変に追いつけない。キャリア採用の強化は「勝てる組織」を作るための重要戦略になりつつある。
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PART2
ダイレクトリクルーティングが台頭 総スカウト時代に突入
人手不足対応や事業変革のため、企業は人材採用戦略の見直しに動く。その背景にあるのは企業を支える人材サービスのビジネスモデルの変化だ。企業そして人事部が自ら動かなければ、人材を取り逃す時代が始まった。
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PART3
面接対策、リファラル採用…キャリア人材を獲得 先進企業の攻略法
欲しい人材をスピーディーに確保するための戦略や課題はどこにあるのか。王道はやはり「仕事や会社の魅力、戦略をよく理解すること」に尽きる。先進企業の試行錯誤から浮かび上がる、必勝セオリーを見てみたい。
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PART4
13万件の口コミデータから検証 20代が集まる 人気企業の条件
口コミデータから見えてきた、若手人材が魅力に思う企業とは。人生100年時代と終身雇用の崩壊で、自分の市場価値を高めながら働き続けるキャリアを描く、若手こその視点に迫った。
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Epilogue
人材戦略は「脱・囲い込み」 選ばれる企業を目指せ
転職が当たり前となる雇用流動化社会の実現は、企業と個人の関係を大きく変えるだろう。常に変革を求められる厳しさが伴うが、持続的な成長が実現できる可能性を秘めている。
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校了乙
2月20日号特集「大転職時代」を担当記者が解説
日経ビジネス2月20日号特集「大転職時代 引き留めるより引き付けよ」の読みどころを、担当した武田安恵記者が3分間で解説する。