2023年1月9日号
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PROLOGUE
危機に歯止めをかけた3人衆 圧倒的なやり抜く力 果敢に事業を再構築
2023年も、突発的な危機が相次ぐ不確実な時代が続きそうだ。経営者は不測の事態にも慌てず、やり抜く力が求められる。難局に挑み、巨大企業をつくり直した3人のリーダーに迫る。
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PART1
古びた経営をつくり直す「個の力」 欧米に学び、殻を破る リスクを取る新世代
従来型のサラリーマン社長でも野心的なプロ経営者でもない、新世代が登場してきた。デジタル技術や独自の発想力、課題設定能力などで個の力を持ち、多士済々だ。経営力を高めた欧米企業にもう一度学び、日本の古びた経営の殻を破ろうとしている。
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PART2
「オールドニッポン」も続々復活 100年企業にも改革者 危機が促す大転換
創業100年を超えるオールド企業で、事業入れ替えなど大胆な改革が目立つ。市場急変、物言う株主、業界の大変革……。危機の中で経営者が目覚めたのだ。リスクを取って攻める100年企業の姿もまた、日本の経営の大転換を予感させる。
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INTERVIEW
日本企業の経営革新 どうすれば進むのか
日本の製造業は、規模拡大と事業多角化が進むほど収益性が下がり、企業の市場価値が割り引かれる「コングロマリット・ディスカウント」に陥る傾向がある。産業構造が水平分業とモジュール化にシフトする中、新たな収益機会を探索しているものの、事業ポートフォリオを適切に管理できずにいる。
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PART3
シン・ニッポンの経営者のつくり方 社長の器は仕組み次第 理念に従い、針路を示せ
危機が繰り返し訪れる今、経営者の“器”の大きさが企業の生き残りを左右する。ガバナンスを軸に、社長の視野を広げて「修羅場」で成長させる仕組みが必要だ。目先の利益にとらわれず、企業理念に従った未来志向を貫けるかも問われている。
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校了乙
1月9日号特集「シン・ニッポンの経営者」を担当記者が解説
日経ビジネス1月9日号特集「シン・ニッポンの経営者」の読みどころを、担当した生田弦己記者が3分間で解説する。