2022年12月19日号
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PART1
イケア、攻めのサステナビリティー ミートボール代替品が大ヒット
イケアの植物由来食品「プラントボール」が異例のヒット商品となっている。インフレで高価な代替肉ブームがしぼむ中、年2億個以上を売り上げる勢いだ。家具世界最大手のイケアがなぜ、植物由来食品の普及にこだわるのか。
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PART2
「環境配慮=高コストはNO」 イケア、自己否定いとわぬ突破力
環境に配慮した製品は割高──。イケアは、そんな常識を覆そうとしている。素材や設計を見直し、リサイクルや中古品の回収、再販売にも果敢に取り組む。サステナビリティーのため、前例のない道を自ら切り開く現場を追った。
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DATA編
数字で見るイケア ひと目で分かる北欧の巨人
誰もが知る有名ブランド企業だが、非上場でもあり経営の実態は知られていないイケア。数字からは、その規模の大きさが浮かび上がる。
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PHOTO編
写真で見るイケア 家具づくりの「聖地」を行く
イケアは家具の開発機能をスウェーデン・エルムフルトに集約している。ここで開発した商品が日本の店頭にも並ぶ。
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PART3
日本で女性管理職50%のイケア キャリア形成、個に主導権
個の意思を最大限に尊重し、平等性や多様性をとことん追求するイケア。全階級で「男女比率1:1」を目標に掲げ、日本でも女性管理職50%を達成した。目標に向かって一丸となって突き進むための人事制度とは。
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INTERVIEW
「失敗したら、私と謝ろう」 イケア運営会社・ブローディンCEO
イケアはなぜ、脱炭素やダイバーシティーなどの課題に徹底的に向き合うのか。10万人以上の従業員を抱える大企業が官僚的になることをいかに防いでいるのか。イケアの運営会社、インカグループのブローディンCEOに経営の神髄を聞いた。
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PART4
「貧しさ」が生んだイケアの挑戦魂 創業者カンプラード氏の理念今も
創業者イングヴァル・カンプラード氏は、一代で家具の世界最大手を築いた。貧しい地域に生まれた同氏の無駄を省く経営が、今も引き継がれている。高難度のサステナビリティーを追求してこそ、企業は競争力を高められる。
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校了乙
12月19日号特集「イケアの執念」を担当記者が解説
日経ビジネス12月19日号特集「イケアの執念 超サスティナブル経営の内側」の読みどころを、担当した藤原明穂記者が3分間で解説する。