2022年8月1日号
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PART1
日立が1兆円で買収 米グローバルロジック、変革の起点に
日立製作所はITソリューションを強化するため米グローバルロジックを買収した。古い日立を変え、世界で戦っていくための起点になると位置づけてきた。若い企業への日立の評価は高く、事業のノウハウ吸収にも必死になっている。
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PART2
日立、DXのカギ握るデジタル人材10万人へ 独自資格で育成
巨額買収をてこに世界の企業のデジタル化を促していく日立製作所。顧客を変えるだけでなく、自らもまた積極的な変革を進める。デジタル人材を今後3年で約10万人へと5割増やす。
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COLUMN
お昼に流れるCMソング、メールは「字短」で…日立の横顔
日本を代表する企業の日立製作所だが、社内の日常がオープンになることは少ない。仕事を効率化し、組織を束ねる。ユニークな同社の横顔をのぞいた。
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PART3
日立、トップがつないだ改革のバトン 「沈む巨艦」に大なた
日立製作所はこの10年で最も変貌を遂げた日本企業の一社だろう。総合電機から、ITソリューションを軸にした社会インフラ企業になりつつある。歴代3トップが構造改革のバトンをつなぎ、成功させることができた理由を探る。
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INTERVIEW
日立の東原会長が語る改革「組織のサイロを壊し、黒船を呼び込んだ」
上場子会社を22社からゼロに――。日立製作所の東原敏昭会長は6年間のCEO(最高経営責任者)時代に構造改革を進めた。小島啓二社長兼CEOはそのすさまじさを「ブルドーザーのような勢いで『整地』した」と表現する。東原氏に改革の秘訣を聞いた。
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PART4
250兆円のDX市場 日立の競合はシュナイダーやアクセンチュア
世界に広がるDX(デジタルトランスフォーメーション)の大きなうねり。コンサルティングやIT、電機各社が産業の垣根を越えて競い合う。日立製作所といえども挑戦者であることを忘れてはならない。
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編集長インタビュー
日立の小島社長「俊敏さがなければ負ける」
ITソリューションで成長するため、約1兆円で米社を買収した。鈍牛といわれた日立。スピード感のある事業変革に欠かせぬピースという。構造改革を終え、新たな日立の姿をどう描いているのか聞いた。
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校了乙
8月1日号特集「日立 新章 DXで世界に勝てるか」を担当副編集長が解説
日経ビジネス8月1日号特集「日立 新章 DXで世界に勝てるか」の読みどころを、担当した緒方竹虎副編集長が3分間で解説する。