2022年3月28日号
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PART1
混沌とした時代こそ変わる好機 花王を襲う三重苦 日用品の「次」を探せ
予測不可能な事態が次々と発生する世界で、どうすれば勝ち残れるのか。日用品国内最大手の花王は、危機の最中にあえて業態転換に挑む。異物を排除して得意分野に集中するだけでは、イノベーションは生まれない。
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PART2
野放図な多角化では失敗する 業態転換に法則あり 成功企業の「4類型」
時代や環境の変化に適応できない企業は、いずれ衰退の道を歩む。回避するにはビジネスモデルを問い直し、業態を転換する取り組みが欠かせない。成功企業に共通するパターンは何か。まずは経営学の第一人者と考える。
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PART3
米GEカルプCEOインタビュー「分割はイージーな決断」
米コングロマリットの代表格として、日本企業の「手本」となってきたGE。社外出身CEOが2021年11月に3社分割を発表し、世界を驚かせた。株主の圧力に押し切られたのか。真相を聞いた。
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PART4
コングロマリットは死んだのか? 米国で進む世代交代 新機軸はデータ寡占
事業分割で世間を騒がせた米国企業はゼネラル・エレクトリック(GE)だけではない。IBMにダウ・デュポン……。コングロマリットの分社化が続くのはなぜなのか。ゲームチェンジの引き金を引いたのがアマゾン・ドット・コムなどのテック大手だ。
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PART5
利益はパーパス実現の「手段」 北極星はどこにある 永続企業への極意
業態転換や会社分割を通じ、国内外の企業が生まれ変わろうとする姿を見てきた。変革を成功させるために必要なのは、向かうべき「針路」を見定めることだ。